2017年6月1日木曜日

風力発電投資 調査その2

先日のセミナーで解説者の方から以下の事を聞きました。

生来、他人の言うことは聞くのですが念のため確認をしたくなる性分ですので
確認してみました。発電に望ましい風力の知識を持ち合わせていませんので、まずは業者を信じます。

【検証】
1.「風力3m/s」があれば発電は問題ない。薩摩川内は年間をとおして風況がいい

2.青森は夏場は風が弱くなるので、世間で騒がれている青森より九州のほうが風況はよい


まずL&Mさんが推す薩摩川内の風況について、気象庁の過去データから検証してみました。

2006年を参考にすると、発電に望ましい「風力3m/s」を超えた日は年間「44日」でした。
あれ、以外に少ない。
もしやと思い青森県深浦の同年の情報を探ってみると「121日」でした。
年間通してみても、青森に軍配です。
2007年のデータを見ても、薩摩川内「55日」、深浦「120日」。

深浦の圧勝です。

また、青森は夏場の風が弱いと環境美装株式会社さんがおっしゃっていましたが、気象庁からデータを集めたので確認してみます。
2006年のデータでグラフ化してみました。赤い線がだいたい「風力3m/s」のラインです。
右が深浦ですので、確かに薩摩川内よりは夏場は弱いです。
というか、薩摩川内の秋から冬にかけてが弱すぎます。

以上のことから、【検証】1.2.ともに信憑性は薄いことがわかりました。
個人的には風力やるなら「青森」です。

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