2023年8月6日日曜日

再生可能エネルギーの出力抑制が改善されるかも

先日、出力抑制が激しくてローン返済額を下回る売上になることもでてきてい厳しい状況に追い込まれてきました。(太陽光発電事業がかなり厳しくなってきました。。。


2022年の出力抑制量は約6億kWhもあったようで、九州だけで4.5億kWhも抑制されているそうです。(再生可能エネルギーの出力制御の抑制に向けて(2023年6月21日 資源エネルギー庁)


2023年の九州の出力制御量は、10.3億kWhで5.8億kWhも多くなる想定です。(再生可能エネルギーの出力制御の抑制に向けた取組等について(2023年8月3日 資源エネルギー庁))この傾向はしばらく続きそうで、セカンダリー市場も活性化しているとか。


手の引き際を考えなければと思います。FIP制度に移して蓄電池を導入すれば出力抑制時の電力を貯めて、夕方(18時ごろ)の高い時間帯に売電などできると思うんですが、設備コストも増えてしまいます。

蓄電池システムの導入目標は5-6万円/kWh(定置用蓄電システムの目標価格および導入見通しの検討(定置用蓄電システム普及拡大検討会2021年1月19日))なので、このくらいまで来ると考えられるか・・・。

超ざっくりと私の所有する発電所で1基1日200kWhくらい発電して、抑制を10%かかるとすると、20kWhのシステムで満充電にならないように80%使用だとして、25kWhの容量とする。1システムあたり125-150万くらいで、損益分岐まで毎日使ったら9年くらいかかりそう。。。。


FIP移行後になるのでFIT単価ベースにはならないですし、売電の差額となるともっと利益は少なくなるとすると・・・現実的ではない気がします。(計算が間違っている可能性大です。)

個人的に蓄電池システムを導入するのは難しいですが、大手が2023年に入ってからは系統蓄電池の導入が加速しています。系統蓄電池が再生可能エネルギーの余剰電力を貯蔵し、再エネの出力抑制を抑制してくれることに期待しています。

2023年度の系統蓄電池の導入計画は約1GWみたいです。ぜひ大企業様にはこのアービトラージで儲けていただき、太陽光発電の出力抑制を減少していただきたい。

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